今日は、バスでオーストリア・インスブルック近郊のバーチャーコッフェル山に上り、高山植物を眺めながらのチロルのハイキング。
バスで2時間ほどかけてインスブルックへ。途中の山々も美しい。アルプスの少女ハイジが飛び出してきそう。インスブルックは冬季オリンピックも開催されたところで、立派なスキー場が道路沿いにみられる。
バスは、バッチャーコーフェル山の中腹イグルスという町で停車。ここからはロープウェイで山頂近くまで登る。バッチャーコーフェル山は2247m。我々が降り立った山頂駅は2000m付近。
ここから、ほぼ同じ高度でツィルベンヴェークというハイキングコースをとる。ツィルベというのは、このコース中に生えている松の一種。この松の間をぬってハイキングコースが設置されている。
ロープウェイを降りると、そこからはインスブルック市街とその背景にあるノルトケッテ連峰が望める。この絶景を横目に14キロ程度のハイキングを行なう。日本のコースとは異なり、ほぼ水平に整備されたハイキングコースを通るので、それほど疲れはない。とても2000mの高度を歩いているようには思えない。
このハイキングコースは高山植物が沢山みられることでも有名。高山植物に造詣の深い会長夫人のガイドで、いろいろな植物の写真を撮影。
山頂駅から45分程度で、ボシェーベンの小屋に到着。ここで皆はビールにありつく。料理もおいしいとのこと。
天気に恵まれ、すばらしい景色を眺めながら、途中休憩をいれて約3時間半歩いた。いかにもヨーロッパのハイキングをしたという感じ。
山カラ隊のモットーである「ポレポレ」の速度(ゆっくり)で歩いた上に、あまりに景色が美しく、何度も立ち止まって写真をとっていたので標準時間よりも相当時間がかかった。ガイドさんはリフトの最終時間である4時半に遅れるのではとはらはらしていた。
ハイキングを終えて、リフトで麓に降りたのは4時半。残念ながらインスブルックの町に立ち寄ることはできずじまい。
夕食は、ドイツ国境にはいったところにあるキーム湖畔のレストランで夕日を眺めながらの食事。キーム湖でとれた魚などの料理をオーダー。
宿に戻ったのは10時。それから明日からの3日間の縦走の準備を行なった。
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