昨日の夜はトイレの水が流れっぱなしで、その音がうるさくてなかなか寝付かれなかった。深夜にフロントに電話をして部屋を代えてもらおうとしたが、全く受け付けてくれず、止むなくシーツをかぶって寝た。あきらかに寝不足。(不運@)
今日は、残されたウフィッツィ美術館と南岸のサント・スピロト地区を訪問予定。
まずは、朝一番でウフィッツィ美術館に向う。8時15分の開館のところ、7時45分に到着。すでに日本人の観光客が6名ほど並んでいた。実は、8時45分の予約をしてあったのだが、朝1番の状態では、予約用の窓口と一般窓口の区別がつかなかった。多分、皆は一般の窓口に並んでいると思い、そのまま列に続く。予約を使うと3ユーロかかるので、こちらの方が得。8時15分を少し過ぎたところで開館。この時点でh30−40名並んでいたが、9割方日本人であることに驚く。また、予約窓口の方も日本人団体客が多く並んでいる。この時期、イタリアは日本人の若者に席巻されている。結論としては、朝1番にならべば予約は不要。
3ユーロ得をして、6.5ユーロ払って入場と思ったが、後で気づくと20ユーロ渡したのに、3.5ユーロしかおつりがない。あせって列を離れてしまっていたので後の祭り。わざとぼられたのか、単純にミスなのか、後味が悪い。昨夜に続き、悪運が続く。(不運A)
ウッフィツィ美術館も写真撮影禁止。美術館見学のいつものルーティーンでオーディオガイドと公式ガイドブックを入手。思うのだが、写真撮影が許されていないほうが、ゆっくりと絵の鑑賞ができてよいことがわかる。
80分分のオーディオガイドを聞きながら、ガイドブック片手にゆっくりと絵をみてまわる。ここはルネッサンスのイタリア絵画の宝庫。ジョット、フロッポ・リッピそして、代表作はボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」と「春」。他に、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、カルバッチョのイタリアの巨匠に加え、フランドル・オランダのルーベンス、レンブラント等、時を忘れて絵を鑑賞。結局、この美術館を出たのは11時。2時間45分の鑑賞であった。
美術館を出て、お腹がすいたので、ヴェッキオ橋たもとで、ジェラートを注文。値段が9ユーロと言われ、びっくり。うっかり、コーンのサイズを言わなかったら、一番大きなものを出されたようだ。日本円で1500円もするアイスクリームは初めて。不運は続く。(不運B)
ヴェッキオ橋を渡り、南岸のサント・スピリト地区にわたる。地球の歩き方の番号に従い、まずはベルヴェデーレ要塞に向う。地図に従い、急なサンジョルジョの坂を上る。たどりついたベルヴェデーレの要塞は閉館中。ガイドブックをみると、何かの行事がないかぎり空かないとのこと。(不運C)
やむなく、城壁沿いに次の目的地ビッティ宮に向う。ところが、行っても行っても城壁や塀に阻まれ、目的地に向えない。結局、ヴェッキオ橋と全く反対側のローマ門に着く。そこから、ヴェッキオ橋方面に向かい、ゆうに1キロ以上の遠回りをした。(不運D)今日は初めてイタリアらしい青空に恵まれた中での散策となったのがせめてもの救い。
結局1時間も貴重な時間を無駄にして、次の目的地ビッティ宮に到着。ここはフィレンツェの豪商ルーカ・ビッティが15世紀に建てた私邸で、後にメディチ家のコジモ1世の妃エレオノーラ・ディ・トレドが買い取ったもの。その後、歴代のトスカーナ大公が住む宮廷となった。左右の翼の張り出しがすごい。
ビッティ宮の2階に位置するパラティーナ美術館は、歴代トスカーナ大公のコレクションを公開したもの。ここでの必見はラファエロ。ラファエロの描く女性はふくよかで品がある。こんな女性に恋をしそうだ。
ビッティ宮を出て、前面に広がるボーボリ公園に向う。またまた、不運。(不運E)入場券はパラティーナ美術館のものとは別のものが必要とのこと。一旦、外にでて、入場券を買いなおす。
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